兄弟間の感情的対立を避け、円満な遺産分割をできた事例
- 2021.07.01
ご相談に至った経緯
被相続人とご依頼者様のご兄弟は一緒(近所)に、依頼者は離れて住まわれていました。
遺言はありませんでしたが、相手方より寄与分などの主張があり、依頼者が遺産を得られないような遺産分割への同意を求められていました。
弁護士の対応・結果
他の相続人の寄与分に対する反論や、依頼者の特別受益の否定などを丁寧に行いつつ、依頼者が不利にならないような遺産の分割方法を提案しました。
結果
不動産は他のご兄弟が相続されましたが、ご依頼者様は相応の代償金を受け取ることができました。
所感
相続争いは、表面上は財産上の争いなのですが、特に兄弟間等では、感情的な対立も大きくなりがちです。
この依頼者の方は、多額な遺産を得られたという訳ではありませんでしたが、相手方であるご兄弟に伝えたいことを伝えることができ、満足する解決になりました。
以上
弁護士 渡邊弘毅