遺産である不動産を私的入札で高価に売却し各相続人に想定より多額の金銭を分配できた例
- 2022.12.14
事件の概要
仙台市の中心部に不動産を所有していた父が遺言なく死亡し、相続人は子供たち4名なのだが不動産を取得したい人が2人いて代償金等をめぐって対立していた。しかし、不動産価格の上昇のため協議の結果、売却して代金を分配して解決することに。
当事務所の対応
売却方法については、なるべく高額に売却するため、そして裏金を防ぐため、当事務所で日時、最低価格等を決めて入札を行うことに。各相続人のルートから4社から入札があり、開札の結果、想定より2割ほど高い価格で落札となり、対立もあったものの各相続人はいずれも思ったより多額の金銭の分配を受けられ、ハッピーエンドの解決となりました。
当事務所では、不動産を売却して代金を分配するしかない場合、私的入札を行うことがあります。思ったより高く売れることが多いのですが、後でトラブルにならないようにそのルールを事前に詳細に決めるように注意しています。